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Pineappleman&PoohBee's Life in the Garden City
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ペナン島 ペラナカンのお家探検 <PB>
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歴史の残る、異国情緒溢れるジョージタウンのLebuh Gerejaという通りに、Pinang Peranakan Mansionはあります。ここでは、ペラナカンの文化遺産を家ごと見ることができます。

ペラナカンとは、中国から渡ってきた海峡華人男性と地元のマレー女性が結婚して生まれた子孫のことで、中国とマレーが融合された、独特の文化を生みました。
ペラナカン文化はマラッカと、そこから移住したペナン、シンガポールで見ることができます。
シンガポールでもペラナカンのお家や美術品を見ることはできるのですが、このように家がそのまま、美術館として開放されているところはなかったと思います。

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中に入ってみると、まず吹き抜けの中庭があります!

貿易で財を成したペラナカンは、裕福で華美な生活を送っていたそうですが、こちらの邸宅は19世紀の終わりに、Chung Keng Kweeというスズ業で成功したババ(ペラナカンの男性)の居住地、また秘密組織のリーダーでもあった彼のオフィスとして、建てられたそうです。お金が集まるわけです...。
現在、彼の子孫は皆海外で暮らしているそうで。。

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確か10人以上の団体だと、事前に予約をすればツアーをしてもらえると読んだのですが、あまりお客さんが来ないためか??
美術館のおじさんに上記のお話などを伺っていましたら、そのまま笑顔で、我々に付いてガイドをしてくれました。笑

上の写真の左右に見られる2本の柱は、当時スコットランドのグラスゴーから運んできたものだそうです。

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窓ガラスの一枚一枚にまで、鳥や花の絵が描かれています。

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ベンチはローズウッド製で、細かくぎっしりと埋め込まれた真珠貝が、南国の陽を反射して煌めいていました。床に敷き詰められているのは、西洋的タイル。現代のインテリアではよくある東西折衷も、当時はどれほど斬新だったことでしょう。

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階段から2階へ上がってゆくと、吹き抜けになっている中庭部分の上部が良く見えます。天窓にもカラフルなお花が描かれており、とにかく無地の空間が殆どありません!

2階にはお客様を迎える食卓の再現や、中国陶器ながらパステルカラーが南国らしい食器類、家族写真など、贅沢な生活ぶりが満載。

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また、女性のファッションのなんと華やかなこと!
透け感があり、刺繍が施された女性らしい上着に、タイトな巻きスカート。

スカートの生地は、マレーシアやインドネシアの伝統工芸である、鮮やかなバティック(ろうけつ染め)で、なんともエキゾチック!

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靴だって、ショーケースいっぱい!やはり女性は靴がお好き。笑
この原色の靴たち、足の甲の部分は全て小さなビーズ刺繍でできている、ハンドメイド゙の一点ものです。ペラナカンでは、手芸とお料理の腕が、よい嫁の必須条件だったそうで。

そして花嫁はこんなお姫様ベッド゙で眠ります。
シーツの刺繍がチクチク...、目がギラギラして寝付けなさそうです...。

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ちなみに、上からいくつもぶら下がっている真っ赤な飾りは、「男の子が生まれますように!」というお守りだそうです。はは...。

妊娠すると、移るという別のベッドもあり、そちらにもお守りがたくさんついていました。

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枕カバーの側面にまで施されたビーズ刺繍は、鳥肌ものです。まるで点描画の美!

最後は、花嫁が結婚式に身につける、けが人が出そうなお帽子(冠?)です。やはり縁起物は赤&金!


丁度、今月こちらで結婚祝いの食事会(披露宴のようなもの)の予約が入っているそうですが、新郎新婦はペラナカンのしきたりに忠実にではなく現代風に、お食事はペラナカン料理をケータリングするとおっしゃっておりました。

端折ってとはいっても、伝統が守られて残っているのですね。

私達としてはペナン・ベストスポットと言えるくらい見応えがあり、興味深かったので調べてみたのですが、日本語では殆ど検索にかかりませんでした。(マレーシア政観も載せておらず。PHT(Penang Heritage Trust)発行の無料マップには記載有)
貴族趣味な方は一見の価値あり。笑 
リゾートの気分転換に、こんなアートな館散策はいかがでしょう?

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by HappyLah | 2006-06-11 20:28 | 異文化を見る(ё。ё)
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