かれこれもう10日経ちますが、朝携帯に届いたSMSの着信で起床。また誰かが病欠なんだと思っていると上司からのメッセージ。メッセージの内容は、「今朝3時59分にイザベルが到着(arrived)。3.15kg緊急(emergency)で。あとはよろしく」という意味不明なメッセージ。寝起きの脳みそをフル回転して考えてたどり着いた結論は、「今朝3時59分にイザベルが産まれました。3150グラム。救急でした。」思わず、「産まれた~!!」とPBを起こす。まだ予定日よりも一ヶ月以上早いので、予想もしていなかった事件。前日も定時までオフィスにいてミーティングしながら、「9月からの産休に備えて明日ランチミーティングしよう」なんて話してたのに、「産まれ
た」ってどういうことよ。それにこんなに早く生まれたのに3150gもあったりして。さすがシンガポール、日本と違って、妊婦さんには体重コントロールなんてなし。妊婦さんは食べたいだけ食べていいのだそう。いくら体重が増えてもOK。というより、増えた方がよいらしい。とりあえず、そのまま会社に連絡をいれて、無事出産と産休突入の報告をしながら、だんだん焦っていく自分。「そういえば、あれもこれもみんなやりかけで、終わってない。僕がやることになるんだろうなぁ」なんて思いながら、喜ばしいニュースもよく考えると複雑な気分。その日の夕方にわかったことですが、この上司、救急で運ばれている最中にロンドンの同僚に携帯から、「これから産んでくるからカバーお願いね」と連絡していたらしい。そして出産直後の僕へのSMS。もしかして、携帯握りしめながら出産してたりして・・・。恐るべし。