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個人が10世紀頃建立したこの遺跡は、発見されるのが遅く、殆ど改築されておらず、また使われているのが紅い砂岩のため、保存状態が良いそうです。
12世紀建立の巨大都市、アンコールトムの方が破損が激しいのは、あまり良質でない砂岩を使用していたためだそう。
このような堅い石に彫刻を施すのは、さぞかし大変だったはず。しっかりと刻まれたレリーフ。
長~い年月を物語る風化具合。
フランスの作家、アンドレ・マルローが盗み出そうとして逮捕されたという、「東洋のモナリザ」とも呼ばれる天女像は、保存のため、近くに寄ることは許されません。
午前中に壁一面の女神様と対面したため、ここでは天女様より、ヒンズー教の神話を聴きながらのレリーフ観察に囚われました。
写真中央左に座っているあばら骨が見えるほど痩せた女性は、あまりに美しい彼女を奪い合う争いが耐えないので、シヴァ神に「私を醜くしてください。」とお願いし、このような姿になったという物語。上の方には躍るシヴァ神がいます。
悪魔の攻撃から妻を抱えて守るシヴァ神。
森の火事を消し止めようと雨を降らす、象に乗ったインドラ神(帝釈天)。
上のみならず、足元にも精密なレリーフが見られます。
右の写真は白鳥に乗ったブラフマー神。
神話って面白いですね。
最後に、ガイドのソカさんが、アンコールの遺跡によく見られる蓮の花のモチーフを見ていたときに、一緒に教えてくれたお話を1つ。
蓮の花のモチーフはシンガポールの寺院でもお馴染みです。人々が茎の長い蓮の花を1本持って、仏教寺院やヒンズー教寺院にお参りに行くのはよく目にする光景。
この蓮の花を忘れた人が、手を合わせてつぼみ型にしたことが、手を合わせてお参りする由縁だと、皆さんご存知でしたか?
私はおぉ~っ!と眼を開かれました。
思わぬところで、日本文化の背景を学んだのでした。
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