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初日は、仕事を切り上げぎりぎりで駆け込む。演目は、
Sonata No.1 in F minor Op.2 No.1
Sonata No.18 in E flat Op.31 No.3
Sonata No 29 in B flat Op.106 Hammerklavier僕にとっては3曲とも聴いた記憶なし。コンサートが終わってから『予習しとくんだった』とちょっと後悔。ベートーベンの最初のソナタ(No.1)は、ハイドンに捧げられたものらしい。ハイドン的な曲調があらわれているらしいが、さっぱりわからんかった。ちなみに2楽章あたりからウトウト。
二曲目(No.18)は、ベートーベンの転換期に書かれた曲で、それまでのソナタとは違ったスタイルの曲(もちろん書いてある事の受け売りです)。この曲も3楽章あたりからウトウトでした。
休憩の間に、PBに作って来てもらったサンドイッチを食べ、3曲目のハンマークラビエ(No.29)。初日の僕の目的はこの曲。何故かって、ありとあらゆる演奏技術が求められるとベートーベンが言う程、チャレンジングな曲(らしい)から。この曲は最初から最後までウトウトせずに聴きました。
Barenboimは、御年65歳。普段はイスラエルのオケで指揮をしている指揮者/ピアニストだけど、この年になっても当然のように指が動く。ピアノの端から端に彼の指が駆け上がったり、小さい身体で汗だくになってピアノを弾く。曲の途中の片手だけ演奏の間に空いている手でハンカチを手に汗を拭いたりして、いかに3曲ものベートーベンを弾く事が大変かも伝わってくる。曲を知らない僕なんて、『あれ?休憩?』なんて思ったりして。
もちろんプログラムが終了した後は、全会場がスタンディングオベーション。『こんなのを8回もやるのか、この爺さん』という思いも込みでだと思いますが・・・。
そんな止まない拍手の中、Royal Philharmonic Societyという世界でも由緒あるイギリスの音楽団体からBarenboimの功績を讃えて、ベートーベンの生誕100周年を記念して創始されたゴールドメダルの授与式がありました。(RPS HP News)
ラフマニノフとかも過去に貰っているらしい。Barenboimのベートーベンに対する情熱はもちろん、音楽だけに留まらない彼の幅広い活躍に対して贈られたもの。Barenboimは、イスラエル人であると同時に、パレスチナのパスポートも持つ世界でも稀な人物。それは、彼が普段指揮するオケが、イスラエル人とパレスチナ人で構成されるもので、音楽を通して敵対している2民族の平和共存を促していることで、パレスチナからパスポートを貰ったらしい。
次回は2月4日の月曜日。また仕事を駆け足で終わらせなければ。今度はコンサート開始前に腹ごしらえがしたい。
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