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Pineappleman&PoohBee's Life in the Garden City
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Old Town of Cesky Krumlov <PB>
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チェコ南部、かつて眠りの森の美女といわれた街、チェスキー・クルムロフ。
森の中にある街は産業革命による近代化に取り残され、第二次世界大戦後、一時は無人となり荒廃。その古都の復興に尽力した人々。

昨年プラハを訪れた後、PBママが「丁度放送していて、チェコなので興味があるかと思って」と送ってくれた、NHKの探検ロマン世界遺産の録画に収められた小さな街の物語に魅せられて。

ウィーンからプラハへ向かうなら、この街に滞在していこう!と鼻息荒く計画を立てていた私達。

中学生の頃、合唱祭で歌ったスメタナの交響詩「モルダウ川」が蛇行を描き
S字に貫く旧市街は、絵本の中に迷い込んでしまったかと錯覚する、空想的な世界。

街中の建物に描かれている色とりどりの「だまし絵」の効果で、空が曇っても、暗くなっても、明るい雰囲気に包まれています。


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予約時のとても親切なメールの印象通り、滞在したCastle View Apartmentは、感じの良いフロントスタッフ、電子レンジにアイロン、キッチン用品、洗剤、布巾...と何から何まで細々と行き届いた備品、街のスーパー、薬局、ATMからレストランまで丁寧に書かれたインフォメーションシート、可愛らしい生花...
ご自身がチェスキー・クルムロフ認定ガイドの資格をお持ちで、街を訪れる人を歓迎するオーナーの心がそのまま映されたような、温かい宿。

Tripadvisorの口コミで、皆が褒めちぎりなわけです。

大都市のスマートな国際ホテルの快適さも好きだけれど、こうしたほっと和める、誰かの自宅を訪れたようなところも大好き。

お店の目印もチャーミングで、どこもかしこも同じようなチェーン店が軒を連ねる都市のショッピング街からは消えてしまった、ノスタルジーでいっぱいなのです。


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マニキュアの指は、画材屋さん。
絵心のない私でも、描きたい衝動にかられる美しい街。

だまし絵で装飾されたルネサンス様式の建物が、こんなにも残っている街は珍しいそうです。一度は荒れはてた街を、古き美しいものをよみがえらせようと尽力されている人々の熱意が輝かせている街であることを、歩きながらしみじみ実感したのでした。

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by HappyLah | 2008-11-30 04:59 | 異文化を見る(ё。ё)
Train, train... <PB>
後ろ髪ひかれつつ、ウィーンにお別れして、フランツ・ヨーゼフ駅からチェコへ向けて発ちました。

車窓に流れる雄大な自然、その合間に現れるきれいに保たれた街並。どこを取っても美しいオーストリア。いつの間に国境に到着です。

目的地まで乗り継ぐ列車は全3本。ここでまず最初の乗り換えなのですが、次の列車のホームを念のため駅員さんに確認。寒いので駅舎に入り暖をとりながら待っていたら、「君たちの列車来たよ。あれだからね!」と再度両腕を振り回しながら教えてくれました。まぁ、なんてレトロな車体!


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チェコに入った途端、どこか哀しげになったような...車窓に広がる自然。
人に造られた街からも、風景からも、その地に息衝くものの気?というか何かが風に乗っているような?

国境を跨ぐと一瞬で空気が変わる。島国育ちの私には、なんとも言えないこの感覚。


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横で早速、寛いでいる人。
平日で車内はガラ空き。コンパートメントになっているとプライベート感が高まって、より寛げてしまうのですよね。。

しかしながら、この快適さは数分後、やって来た車掌さんの一言で崩れたのでありました。

この先、線路工事中なので、次の駅で降りて振替バスに乗り換えてくださいね!
時刻表を確認して、できるだけスムーズに乗り継いで行ける時間を選んでも、当日突然こういうことが起こりうるのがヨーロッパ。事前に(当日でもいいから)一言お知らせを掲示/放送してくれてもいいものを。。

かくして、揃って車酔いしやすいため、交通手段から却下したバスに乗る運命となった我々。可能な限り重ね着していた服を脱ぎ、風通しをよくして、ミントキャンディーを食べて、約1時間。ガタガタ道の衝撃は胃に響きましたが、黄葉輝かしい田舎道や湖の美しさに助けられ、なんとか乗り切りました。

再び列車に乗り換えて、それでも予定通りウィーン出発から約5時間半後、目的地に到着。

余談ですが、交通機関の遅れはイギリスでも日常茶飯事です。長距離のみならず。
おまけに、こちらの地下鉄は週末メンテナンスをすることが多く、東京で地下鉄や山の手線の主要路線が週末一日中運休しているような状態を想像していただければ。。一応、毎週メールで今週末の工事予定をお届けはしてくれますが。

そんな悩ましいTubeですが、先日、乗り換えのために階段を駆け下りていた私。防寒対策のブーツのため上手く走れず、ホームに降り立った瞬間に扉が閉まり、諦めてとぼとぼと歩いていました。すると、後ろから "Excuse Me...(あの...)"

"Do you wanna get on?(乗りたいのですよね?)" と、ぴょこっと顔を出している車掌さん。

これで遅刻しそうになっていた私には、後光が射して見えました、車掌さん!
首をぶんぶん大きく縦に振り、お礼を言いながら、扉を開けて乗せてもらったのでした。

こうした親切による遅れも、中にはあるというわけで、、きっと毎日いろいろな事情があるのでしょう。


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by HappyLah | 2008-11-25 06:13 | 異文化を見る(ё。ё)
Wiener Kaffeehauser <PB>
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音楽があり、カフェがある。

居心地が良くて、時間を気にせずコンサートやオペラ前後に食事もできて、大助かり。お世話になりました、ウィーンのカフェハウス。

もちろんケーキも♪ 食後のデザートではなくて、就寝前に甘いものをいただくというのは、どうしてこう格別なのでしょうね。

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午後のティータイムは観光客の行列ができていたカフェも落ち着いている夜は、せっせと観光していた昼間の「動」の自分をどこかに置いて、「静」な自分の時間(要は、空っぽで、ぼーっとする時間です。無しには生きられない。)を過ごせた貴重なひと時。のんびりしているつもりでも、旅先では五感がフル活動していたりするので。

Hotel Sacherのカフェは深夜0時までオープンしており、すぐ近くのオペラ座からの帰りに余韻に浸りながら、オリジナルのザッハートルテをいただくなんてことも可能です。


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老舗で歴史に想いを馳せながら...も良いけれど、誰しもお気に入りのカフェを持っているウィーンの人々が羨ましくもありました。自宅の延長のように寛げる、自分の居場所がある日常。

イギリスでいうとパブになるのかな?

少し調べていたら、ヨーロッパで最初にコーヒー・ハウスなるものができたのは17世紀半ば。なんと、、イギリスのオックスフォードでした。それは、知識階層が集って政治・経済談義をする男性の社交場で、後にパブに変わっていった模様です。

音楽、文学、哲学、あらゆる思想、芸術が語られたパリやウィーンとは役割が異なったカフェ。おかげでティールームが生まれたのかもしれませんが。

今は、世界展開しているチェーン店から、デリ、カフェ、レストランでも、まぁそれなりのコーヒーは飲めるロンドンですが、時の止まった、ふと帰りたくなるカフェを見つけられないのは、そういう背景にあったのね。。

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by HappyLah | 2008-11-21 23:33 | 異文化を見る(ё。ё)
Zentralfriedhof-where Beethoven sleeps <PB>
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まるで額縁の中の絵画のような、幻想的な色彩に吸い込まれ...

近づいて覗き込んでみると、こちらへ向かって大きくなってくる2人のおばあさんの姿に、現実に戻ったのでした。
目で見たようには写らないけれど、私の中で色褪せないように。。

ここは、ウィーンを訪れるなら、どうしても寄りたかった場所。

市電71番でベルヴェデーレ宮殿を横目に通り過ぎ、20分程。
右手に現れるウィーン中央墓地です。

次の停車地は「....ツヴァイ」とだけ聞こえて、ツヴァイ!(次が第2門前だ!)と思わず声にしたPM。すると目の前に座っていた物静かなおじさんが、ニコッと歯を見せて、「ツヴァイ!」とピース。「そう、ここだよ」と教えてくれたのですね。
早くもひと月前のことになりますが、、こんな一コマが心に残ったりするもの。


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偉大な音楽家たちが眠るのは、

名誉区32A。

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2万人が参列したと言われるベートーヴェンの葬儀。そこに参列し、その約1年8ヶ月後には若くしてこの世を去ったシューベルト。ベートーヴェンを尊敬し、彼の横に埋葬されることを希望したシューベルトは、当時埋葬された墓地が閉鎖される際ベートーヴェンと共に、こちらに移されています。

私にとっては聖人のような人ゆえ... 彼がこの下に眠っていることが信じられず...

生きている彼に会ってみたかったなぁ。。(ずうずうしいですね)

頭を抱えたブラームスは、先人の偉業が放つプレッシャーから、交響曲第一番を完成させるのに20年を費やしたという、彼らしい姿に感じます。

この世に、私達人類に、何にも代えられない財産を遺してくれた偉大な作曲家たちに、ただ、ただ、感謝の気持ちを何度も何度も繰り返すことしかできず。

もっと彼を理解したい、と思う今です。一方通行の恋をしてしまったみたいだわ!


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by HappyLah | 2008-11-19 11:48 | 異文化を見る(ё。ё)
小澤征爾@ウィーン国立歌劇場 <PM>
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この旅のそもそもの目的は、ウィーンで小澤征爾を観に(聴きに)行くこと。今年の始めから良い時期を探していたのですが、なかなか都合がつかず、ようやく叶いました。

彼がまだボストンシンフォニーの時に聴きに行って以来なので、もう10年以上ぶりです。今年の演目はずっと「スペードの女王」。この原作はプーシキンのギャンブルで失敗する主人公の話。これをチャイコフスキーがオペラにしたものです。歌詞は当然ロシア語。でもさすがはウィーンのオペラハウス。ここには全席に英語/ドイツ語の字幕がでるのです。しかも、プログラムには日本語の概要も。これはきっと小澤征爾効果なんでしょうね。

さて、いつものごとく、僕らはギリギリで到着。この日は随分と余裕を見て、しかもオペラハウスの近所にあるcafeで食事もしてバッチリの予定だったのに、何をどこで間違えたのか2分前到着。階段を4階まで駆け上がって息をゼイゼイいいながら着席。そこで一つ問題が・・・。

オーケストラが見えない
これでは指揮者が見れない。オペラもそうだけどオケも指揮者も一緒に見るつもりだったので、座席選びをちょっと失敗したかなぁ?
なにせ今回はチケットがとれず諦めたウィーンフィルの楽団員は、まずオペラのオケに入り、そして世界最高峰のオケ、ウィーンフィルのメンバーになるのだそうです。しかし、予算的にこれより良い席はちょっと・・・。
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幕間のドリンクを買う時間もホール内をちょっと探検。外からも見えたシャンデリアがとても豪華です。

セットにスロットマシーンがあったりしてちょっと現代風にアレンジした舞台。途中では、舞台にグランドピアノが出て来て実際に演奏されるなんてシーンもあって、なかなか面白かったです。

この街にはまた来たいので、それまで小澤さん、頑張っていてくださいね。

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by happylah | 2008-11-16 08:57 | うちのARTS
Wienerwald ウィーンの森 <PB>
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さて、ウィーン大学のところから市電38番に揺られて終点のGrinzingまで。

たった20分程で、清々しい樹々に囲まれ、まるで軽井沢。坂を登っていくと、素敵なお家たちが目を楽しませてくれます。

どこの街も、こうした高台は憧れの住宅地であったりしますよね。

この辺りには、新酒のワインを飲むことができる「ホイリゲ」が並んでいるので、お腹が空いた我々はお店も覗き込みつつ、ぶらりぶらり。

小さな木のような、小枝を束ねたものが軒から吊るされていたら、そこはホイリゲ。しかし、ホイリゲは居酒屋のようなもので、ワインと音楽を夕刻から楽しむ場所。お昼から営業しているところは少なく、かなり坂を登ってきてしまいました。

結局空腹で目が回りそうになりながら道を戻っていたら、見逃していたお店を発見。

もう、ガツンと食べますよ!殆ど飲めないにもかかわらず、ワインも一杯だけ。
このお天気、皆のグラスを見たら...ね。

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パテやパンをつまみにおしゃべりに花を咲かせていたウィーン娘らしきおばあちゃまたちや、新聞を読みながらゆっくりと葉巻をくゆらせる初老の紳士の姿を微笑ましく眺めていました。


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周辺にはベートーヴェンゆかりの場所も点在しており、彼が滞在し、交響曲第3番「エロイカ」を作曲したといわれているホイリゲも。

その"Eroica"と名のついた通りに沿って歩いてゆくと、ベートーヴェンの散歩道(Beethovengang)に突き当たります。

散歩道も気になりますが、目の前に広がる丘陵地に引き寄せられるように、また登ってしまう我々。

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一面に広がっていた眩しい緑は、ふどう畑だったのです!


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意外にも、ウィーンにあるぶどう畑の面積は、ヨーロッパ都市最大なのだそうです。
繁華街をちょっと出たら、森とワイン畑に囲まれているなんて!豊かすぎます、ウィーン。

私の移住したい世界の都市、トップ争いに飛び込んできました。

交響曲第6番、「田園」とはこのぶどう畑の風景のことだったのね...

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ベートーヴェンの小径に戻り、澄んだ空気を吸いながら、静かにメロディーを思い浮かべます。
今もちょろちょろと流れる、2楽章「小川のほとりの情景」の小川、変わらぬ自然に感謝。


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ここを訪れることができてよかった。
音楽からは人生のあらゆる断片を感じたり、学んだり、日々異なれど、穏やかな幸せを感じながらここを歩いた時間は、「田園」とともにいつでも心に流れるのです。


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by HappyLah | 2008-11-13 00:29 | 心地よい時間
Beethoven Pasqualatihaus <PB>
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ウィーン大学のすぐ近く、ベートーヴェンが35年間のウィーン生活のうち、8年間(1804-1808, 1810-1814)を過ごした家があります。

ここはミュージアムとして公開されているのですが、目の前まで来たのが丁度お昼休み(13:00-14:00)の20分前。

ゆっくり観たいのに...また来れる距離ではあるけれど、他にも行きたいところは山積みだし...よしっ、入ろう!とフラットの4階まで駆け上り、一室の扉をそっと開けて「こんにちは」。

入場料をお支払いしようとしたら、「今日はフリーなので、どうぞ中へ入ってみてください。」と穏やかな笑顔のおじさん。どうやら日曜日はフリーみたいです。

窓から広がる青空と美しい街並。ここで彼はピアノの前に座り、交響曲第4番、5番、7番、8番に取り組み、ピアノ曲「エリーゼのために」を描いていたのか...と説明を目で追いながら、当時に想いを馳せ黙考。

息を吹き込まれた音符の走る5番や7番の楽譜にへばりつき、2人でふん、ふん♪と口ずさみながら、「ここの部分かな?」「うーん、これはわからないね」。

また、ブダペストにて観賞したばかりの彼の唯一のオペラ "Fidelio" の大部分はここで創られたと知り、その偶然を深く受け止め喜びを感じたり。各部屋をじっくり周って、おじさんの前へ戻って来た頃には、13時を少し過ぎていたような気がします。

実際にベートーヴェンが住んでいたのは、お向かいの部屋と言われており、現在も普通に人々が生活をされているフラットです。


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狭く、傾斜がきつく、滑る螺旋階段。考えごとをしながら歩くには危険すぎます。こんなところで閃いたら、大変!

ここからバスに乗って、私達のベートーヴェン様探しはまだ続きますが、長くなるので、そのお話はまた次回。


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by HappyLah | 2008-11-08 23:53 | うちのARTS
Dreamy Vienna <PB>
さて、ブダペスト東駅からEC (ユーロシティ)にてウィーン西駅へ移動です。
前もって、ブダペスト南駅で購入したチケットは手書き!で... 間違いがないか、その場で何度も確認してしまいました。(失礼)

この国際列車、そしてウィーンといえば、学生の頃大好きだった映画:「恋人までの距離」の断片がよみがえります。

食堂車のことをすっかり忘れ、朝ビュッフェでお腹をぱんぱんにしていなければ...!利用してみたかった。

憧れのウィーンは期待通り、いえそれ以上で!
脳内はお花畑、心はワルツを踊りまくりでした(♪)。

あぁ... なんと豊かな街なのでしょう。
道端に食べかけのジャンクフードやバナナの皮が捨てられている、なんて場面にも遭遇せず、人々の心も豊かな印象。


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想像していたより、リング内(旧市街)はコンパクトで、歩みが止まりません。
惹かれるものが多すぎて何日あっても足りなそうなので、地図とにらめっこして激選。


まずは壮麗なる宮廷文化を...(Click to see!)

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by HappyLah | 2008-11-04 03:07 | 異文化を見る(ё。ё)